「神々の山嶺」はグルメ漫画
本筋は登山界の謎とそれにまつわる人間のドラマなんだが
原作:夢枕獏、作画:谷口ジローの漫画作品「神々の山嶺」、ちゃんとした登山漫画なんだけども食事シーンがやたらと印象的で、完全にグルメ漫画としか思えないとして評判です。
こういう画像を見てぜひ読みたくなり、その場でiPhoneからKindle版の単行本を全巻購入、ついでに原作小説もKindle版を購入してしまいました。この場面は作品後半に羽生丈二(と深町誠)がエベレスト登山にあたりキャンプで食事するシーンなんですが、やたらとおいしそうなんですよね。谷口ジローの漫画にあたり独自に入れられたシーンなのかと思ったのですが、実は原作小説の中でも同じように食事するシーンがあり、ちゃんと「水分は摂りすぎるということは」という言葉も出てくるのです。
一応作品概要をまとめると…
日本人カメラマン・深町が、エベレスト遠征の際にカトマンドゥの店舗で偶然見つけた年代物のカメラ。それはイギリス人登山家ジョージ・マロリーが1924年のエベレスト遠征時に持参していたカメラだった。「マロリーはエベレストに登頂成功したのか?」という登山会の謎を明かす可能性のあるカメラを軸に、孤高のクライマー羽生丈二の経歴と、羽生によるエベレスト南西壁の冬季無酸素単独登頂を描く作品。
1994年~1997年に夢枕獏の小説作品として「小説すばる」で連載。
2000年~2003年には谷口ジロー作画で「ビジネスジャンプ」において漫画作品として連載される。単行本全5巻。
このブログはこの漫画版をネタに書いています。
漫画版は基本的に原作小説を忠実になぞっていきますが、登場人物の細かい心理描写が省かれたり、最終話の結末が漫画オリジナルとなっているなど、細かい差分はあったりします。ただ矛盾が生じたり違和感をおぼえたりといったことはないので、どちらもオススメです。もちろん漫画版のほうが読みやすいというのはあると思いますが。
神々の山嶺 1 神々の山嶺(ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 夢枕獏,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/06/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/08/18
- メディア: 文庫
- 購入: 14人 クリック: 209回
- この商品を含むブログ (94件) を見る
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/08/18
- メディア: 文庫
- 購入: 12人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (62件) を見る
iPhone 7 Plusを購入してしばらく経ったので、簡単に所感をまとめてみる
なんだかんだで最上位機種を購入
もともと使っていたiPhone 6のバッテリーがかなり劣化してきており、外出すると半日もバッテリーが持たない状況だったので、iPhone 7が発売されたら即時機種変更をと考えていたのですが、最近はiPhoneでKindleを利用する機会が増えたのでやはり画面は大きい方がいいよな…なんてことも思ったりして、最終的にiPhone 7 Plus 256GBジェットブラックへ機種変更しました。2016年9月9日の予約開始日に予約したもののいまだに予約分は届かず、たまたまとある店舗で在庫が出たということで即時機種変更実施。予約した分はどうなるんだろうなとか思ったりするのですが、これは別途予約キャンセルする考えです。
この記事を書いている2016年12月現在、iPhone 7については在庫状況はそれなりに潤沢のようですが、iPhone 7 Plusはいまだに在庫不足、予約受付中の状態のため、これが解消するのはいつになるんでしょうねぇ…
iPhone 7 PlusとKindleアプリの親和性
基本はただのアプリにすぎないので親和性もへったくれもないんですが、やはり画面が大きい方が小説なりマンガなりってのは読みやすかったりします。そういう意味で今回iPhone 7ではなくiPhone 7 Plusを購入したのは正解だったなと思っています。
イヤホン端子が廃止になった
iPhone 7/7 Plusでイヤホン端子が廃止となり、Lightning端子に接続するイヤホンが同梱されている件、ネット界隈を見るとかなり酷評されているようですが、個人的にはなんら問題ないかなと考えてます。そもそも自分の利用シーンを思い浮かべてみると、イヤホン使いながら充電する機会なんてそうそうないしイヤホンの種類が選べないといっても、どうせLightningに対応したイヤホンがそのうち発売されるわけで、それが出てから選べばよいだけ。それにやたらと評判の高いAirPodsも発売しているわけで、普通の人であればわざわざ既存のミニピンイヤホンに拘る必要はないと感じます。
Apple Pay
日々便利に使っているApple Pay、お金の払い方が変わりました。Suicaについては登録してごくごく普通に交通系ICの代わりに使っていますが、それよりも便利だなと感じているのがQuick Pay。自分の利用しているクレジットカードをApple Payへ登録したところ、Quick Payにも対応していることがわかったため活用しているのですが、やはり最大のメリットと感じるのはTouch IDとQuick Payが連携しており、指紋認証しないと支払いできないということ。これがとにかく有能で、クレジットカードにしろQuick Payのカードにしろ紛失してしまうと拾った人が使い放題になってしまうデメリットが存在したわけですが、Touch IDと連携することによってiPhone所有者しか使えない、セキュリティーが保たれるという他にはないメリットが存在するため、安心してQuick Payを使えます。iPhoneを紛失したとしても安心!*1
結局…
iPhone 7 Plusは順当な進化を遂げているので、購入すること自体になんらデメリットがないよという安直なまとめをして終わりたいと思います。
Windows 10でNASへ接続できなくなる問題(2)
事象と解決策
事象は前回書いたものと同じで、Windows 10でNASに接続できないというものになります。これもNASへのpingは通るんだけど…というようなのがほとんどかなと思っています。じゃないと理由が説明できない。
Windowsではファイル共有のためのプロトコルとしてSMBというのがサポートされてますが、Windows 10における最新版はSMB 3.1.1だそうです。調べてみるとAESでの暗号化機能が実装されてるとかそんな話もあるみたいですが、普通に使うぶんにはなんら変化ないですよね。ただ落とし穴として、Windows 10ではSMB 1.0がなぜか無効になっていることがあるようです。以前から使っていたNASがSMB 1.0でファイル共有していた場合、当然ながらそのままでは接続できません。
ここからはWindows 10側でSMB 1.0を有効にする手順。
「コントロールパネル」 → 「プログラムと機能」 → 「Windowsの機能の有効化または無効化」
出てきた画面で「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」にチェックを入れてやればOKです。
こんな感じ。ひょっとしたらWindowsの再起動を求められるかもしれませんので、その際は再起動してください。
Windows 10でNASへ接続できなくなる問題(1)
事象と解決策
昨日までは普通に接続できていたのに、Windows Updateがかかって再起動するとなぜかNASへ接続できなくなる…という事象があったりします。NASへのpingも通るし、メディアサーバ機能も問題なく動いていて、Media Playerなどからは問題なく参照できるのに、通常のファイルサーバとしてはなぜか接続できない、という事象。
いろいろ調べた結果、なんとか解決策が見つかったので備忘録代わりに書いておきます。
コントロールパネル → 資格情報マネージャー
「資格情報の管理」で「Windowsd資格情報」を選択。
「Windows資格情報の追加」をクリックして、NASの接続先とユーザー名/パスワードを入力します。*1
こんな感じで「\\IPアドレス」といった形で入力してあげると問題なく設定できるようです。
資格情報を設定していても、またNASへ接続できなくなる場合
Windows 10側でWindows Updateがかかると、資格情報を設定していてもNASへ接続できなくなる場合もあるみたいです…というか、ワタシ自身がそれに悩まされています。根本的な解決にはならないのですが、上で設定した資格情報をいったん削除し、再設定することによる事象が復旧するようです。
なぜ設定済みの資格情報が適用されないのかは不明ですが、ともかくこれで直る。よくわかりませんが…
本当はここで一発設定バッチファイルとか公開するとスマートなのですが、なかなかそういうわけにはいきません。
ASUSのそこそこ気になるモデル(ノートPC)
2014年~2015年にかけてASUSのEeeBook X205TAというモデルが大人気になりました。
ASUS ノートパソコン EeeBook X205TA-WHITE10 Windows10/11.6インチワイド/ホワイト
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2015/01/01
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2016/03/13
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
ただまぁやはりこのT100HA、2-in-1というジャンルのものというだけあって、やはりなんか貧相なんですよね。ディスプレイ・キーボードの開く角度に限界があるとか。同じノートPCというジャンルで見ると、LenovoのThinkPadシリーズはディスプレイが180度フルに開く、なんてものもあったりして、少なからず見劣りもするわけです。
そんななか、EeeBook X205TAの後継モデルとも呼べる「ASUS Vivobook E200HA」というものがいつのまにやら発売されていたようです。
エイスース 11.6型ノートパソコン ASUS VivoBook E200HA ダークブルー(KINGSOFT Office Standar) E200HA-8350B
- 出版社/メーカー: エイスース
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
簡単にX205TAとの差分を書くと、
- Atom Z3735F → Atom x5-Z8300/Z8350
- USB 3世代サポート
- IEEE802.11acサポート
といったところ。本体カラー、メモリ容量(2GB or 4GB)、CPU(x5-Z8300/Z8350)といったところにバリエーションがあるので、実際に買うならば数千円の差だけども上位モデルを選んだほうがいいのでは?とも思います。やはりメモリ2GBと4GBでは実使用でかなり差が出てきますしね。
ということでTransBook T100HA-128Sを買ってなければ、確実にサブPCとして買っていただろうVivoBook E200HAでした。
Apple発表会、そしてiPhone 7
iPhone 7で悩んでいるポイント
gigazine.net
Appleの発表会でiPhone 7が発表されるとかなんとか。9月の新型iPhone発表はもはや毎年の恒例行事となっているため特に驚きもしませんし、事前リーク情報も多いので特に困ることもありません。
さて、iPhone 6sを購入しなかったこともあり、そろそろiPhone 6のバッテリーの持ち具合がひどい状態。iPhone 6は発売日に買ったので、結局ちょうど2年前ってことですかね。
事前のウワサを踏まえて考えているポイントは以下のふたつ。
- 容量:128GB or 256GB、どちらにするか?
- サイズ:7無印 or 7 Plus、どちらにするか?
今はiPhone 6の128GBモデルを使っているんですが、特に容量不足は感じていない…わけでもなく、Kindleで色々と読みまくっているといつのまにか容量がすごいことになっていたり。読み終えたものは不定期に削除してるので、特に問題は発生していないのですが、256GBモデルであればこういった気を使う必要もなくなるのかなとも思います。
そして次がサイズ。iPhone 6だとKindleを利用するにはちょっと画面が小さい…ということで、iPhone 7 Plusを考えていたりします。もはやiPhoneが完全にKindleリーダーになってますね。ただ今まではずっとiPhone 6を使っていたので、その大きさに慣れるかどうか?あるいはポケットに問題なく収容できるかどうか?という点が少々気になっています。
イヤホンジャック廃止、Lightning化は問題か?
gadget-shot.com
ウワサの中ではかなり取り沙汰されている印象のこの事案。変換コネクタも添付されるというウワサなので、今使っているイヤホン/ヘッドフォンが使えなくなるという状態は回避できる模様。むしろ気になっているのは今後、Lightning端子対応のイヤホン/ヘッドフォンが積極的に商品化されるかどうか?という点。そうじゃなきゃ変換コネクタかBluetooth製品を使わざるを得ないわけで、これはちょっと面倒なことになりそうですね。
もう一点、Lightning化で気になっているのが、バッテリー内蔵ケースの存在。iPhone 5、iPhone 5s、iPhone 6とずっとLightning端子搭載のバッテリー内蔵ケースを利用してきたのですが、今後はこういったものが使えなくなるのでは?という不安が。これは割りきってモバイルバッテリーを持ち歩くという方法で解決可能なのですが、そうなると少しだけ外出時のスタイルが変わりそう。大した問題ではないのですが…
三江線廃止報道について思うこと
もともとはFacebookに書いてた内容なんですが、久しぶりに長めの文章を書いたのでせっかくですし一部改変のうえでブログネタにでもしてみます。
三江線廃止報道について思うこと
三江線の沿線に住む利害関係者でもないですし、それでビジネスをしているわけではないのであまり大きなことは言えないのだけれども、ただそれでも昨今の三江線廃止報道は見てて目に余るなと感じるレベル。
JR西日本は一部上場企業なわけで、公共交通の担い手という使命とは別に、企業として利益を上げて社員・株主へ貢献するというとんでもなく重要なミッションがある。地域としては確かに公共交通は必要だとは思うけども、逆に要件・要求仕様をしっかり定義したうえでそれを満たすことができれば、必ずしもその地域の公共交通がJRによる鉄路、あるいはそれ以外の鉄路である必要もないと思う。
歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 33号 木次線・境線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線
- 作者: 作成者
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る
地域に必要な交通手段とは?
そんな中で三江線について考えてみると、(最近は葬式鉄で増結するくらい賑わってるけども)輸送力は鉄道だとオーバースペック、路線バスでじゅうぶん、マイクロバスでも事足りるんじゃ?特に利用者が少ない区間はタクシーでもいいんじゃないか?というレベル。
必要な需要・輸送量に応じた交通手段を選択するというのは、誰が考えても至極まっとうなこと。利用者が毎日ひとりしかいないのに、わざわざ列車を走らせるというのはよっぽど特別な事情がない限りありえない。そういえばJR北海道にも似たような事例があったかと記憶している。石北本線の旧白滝駅だったか、通学で利用しているただひとりの高校生が卒業してしまったことで廃駅に至ったという事例。これも結局はひとりしかいない利用者を輸送するだけなら、鉄道でなくてもよいというわかりやすい話だと思う。もっともこの場合は卒業してしまったことで…という多少の違いはあるが。
またそのレベルまで来てしまえば、公共交通という枠組みではなく、行政による福祉という枠組みで考えるべきではないか?とも思う。
民間鉄道会社がやるべきことか?
こうなってくるとJR西日本が年間7~10億円にもおよぶ赤字を出してまでやるビジネスではないんじゃないか?と考えてしまう。仮に本当に三江線の赤字額が年間10億円だったとして、廃止してしまえばすべてを利益に転換というのは無理でも、全社的に見て営業成績は向上する。そのあたりはJR西日本の決算資料を見ればわかること。ともかく株主からすれば喜ばしい事態なはずだ。
ちなみに自分は大阪に住んでるけども、三江線が廃止になれば大阪環状線の整備がさらに進むのではないかとか期待していたりもする。そのあたりはJR西日本がどういう資金の使い方をするかにもよるので、ただの期待でしかないけども。
といったところで本題の三江線廃止・存続に関する話。もっともこれはものすごくシンプルな話だと思ってて、地元が腹をくくって金・知恵・力を出さないと鉄路としての存続は無理だよね、ということ。
JR西日本による営業継続、上下分離方式による営業、第三セクター方式での営業、あるいは他の形態があるのかもしれないが、ともかくJR西日本としてはこれ以上三江線でビジネスを行う必要性もないわけで、そうなると地元が身銭を切ってJR西日本へ補助を出すなり、設備などをすべて保有/運用していくなりしないと鉄路としてはどうにもならない。
ただ今現在の存続に関する報道や活性化運動・存続運動は依然としてJR西日本による営業継続を前提とした話を進めているようで、これでは早晩JR西日本から廃止をつきつけられるだけかとも考える。
仮に地元が第三セクター方式や上下分離方式を選択し、金を出したとしてもまだそれだけでは事態は解決しない。ここでいう地元とは県・市町村という地域行政のつもりで書いているが、行政が金を出す、つまり税金を使うということであれば、それは住民からの指摘対象となる。つまり次の地方選挙(首長にしろ議員にしろ)で三江線廃止を訴える候補が出てきて当選してしまった場合、それはつまり地域住民・行政も三江線廃止に向かってるわけで、そうなるともう鉄路として三江線を残すことは難しい。つまり行政が金を出して存続させる場合、選挙があっても乗り越えられる仕組みづくりも必要だということ。ただそんな仕組みをどうやって作るのか?という話にもなってくる。
長々と書いてきて話をどうやって〆るか考えが及ばなくなってきたけども、現実的な選択肢として鉄路をあきらめて、バスとか実現・維持可能な交通形態に切り替えたほうがみんな幸せになれるんじゃないの?って話でした。
- 作者: 広島県の鉄道を愛する会
- 出版社/メーカー: 戎光祥出版
- 発売日: 2016/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 山岡亮治,田原幹夫
- 出版社/メーカー: 今井印刷
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ビコム株式会社
- 発売日: 2009/11/21
- メディア: Blu-ray
- クリック: 28回
- この商品を含むブログ (1件) を見る