ラズパイ備忘録(適宜更新)
はじめに
これはRaspberry Pi 4 Model B(4GB)を購入して、あれこれ確認したことをまとめただけの記事。そのため時期や環境によってはうまく動かなかったりする可能性もあるが、あくまで個人的な備忘録であるので悪しからず。
備忘録
ラズパイの初期化(Raspbianの初期化)
何はともあれ初期状態に戻すことができれば安心なので、まずは初期化の方法から。
ラズパイの電源投入後、もしくは再起動中に↑↑のようなロゴが表示されるので、キーボードのShiftキーを押す。その後、初回インストール時と同じ画面が出てくるので、画面の指示に従ってRaspbianをインストールすればOK。
もちろんこのやり方はmicroHDMIでディスプレイと接続し、USBポートにキーボードを接続している前提である。画面なしで遠隔接続している場合であればやり方は異なるはずなので注意。
CPU温度の取得
$ cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp -->> 45223
1,000倍した値が表示されるので、上の例では45℃ということ。
$ vcgencmd measure_temp -->> temp=45.2'C
こちらのコマンドであれば、単純なセルシウス温度が表示されるのでわかりやすい。
画面のスケーリング
Windows10だと「ディスプレイ設定→拡大縮小とレイアウト」から設定できる画面のスケーリング。
ラズパイでは「設定→Raspberry Piの設定」からDisplayタブの「Pixel Doubling」が該当する項目。これを有効にし、画面の指示に従ってラズパイを再起動することでフルHD相当と同じスケールになり、目を凝らさずに済む。
SSH接続できるようにする
「設定→Raspberry Piの設定」からインターフェイスタブのSSHを有効にすればOK。これでteratermなどからSSH接続できるようになる。なおRaspberry Piのデフォルトユーザーは以下のとおりで、これはこのままではセキュリティー的に難ありなので、早急に変更するのが望ましい。
User:pi
Pass:raspberry
暗号鍵などの設定はまだ試していないので、また後日。
Bluetoothマウスを接続する方法
USB接続のマウスがない場合、画面右上のBluetoothアイコンをクリックできないため、Bluetoothマウスを使うことができない。そのためCLIからBluetooth機器の接続を実施する必要がある。
Bluetoothマウスの電源を入れ、他の機器から探索できる状態にし、以下を実行する。
$ sudo hciconfig hci0 down $ sudo hciconfig hci0 up $ sudo bluetoothctl $ scan on
Bluetooth機器のMACアドレスが画面上に表示されるので、以下を実行する。
$ pair AA:BB:CC:DD:EE:FF
あらかじめWindows機などの母艦PCやiPad OSで使っていた場合は、そちらでBluetoothマウスのMACアドレスを調べておいたほうが早いかもしれない。
テキストの編集(viのコマンド)
GUI環境であれば標準で入っているText Editor、SSH接続であればnanoを使えば問題ないが、なんらかの事情で両者を使えない場合はviを使う。コマンドリファレンス的な便利なまとめサイトがあったのでリンクしておく。
www.gi.ce.t.kyoto-u.ac.jp
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Raspberry Pi用タッチモニター 7インチ IPSパネル
- メディア: エレクトロニクス
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