HGUC 1/144 ブルーディスティニー3号機"EXAM" 制作・レビュー
2018年3月発売の商品で、メーカー希望小売価格は1,760円。以前レビューしたブルーディスティニー2号機ともコンパチ・カラーバリエーションキットです。
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「HGUC 1/144 ブルーディスティニー2号機 "EXAM"」、機体の型式番号は「RX-79BD-3」。HGUCシリーズ通し番号は209です。
製品レビュー
パッケージ
HGとしては標準的な大きさの箱で、箱絵はBD2号機と映っています。実はBD2号機のパッケージと対になっているのですが、両方とも持っていないと気がつかないですよね。
取扱説明書
標準的なHGの取扱説明書がついています。
ランナーレビュー
基本的にBD1号機、BD2号機と共通金型/ランナーであり、スイッチ切り替えで出力するパーツを切り替えることにより号機を振り分けています。
C1・C2ランナーを除き、ランナータグは「HGUC 207 1/144 ブルーディスティニー」となっています。
A1ランナー
BD3号機はガンダムヘッドなため、多色成形で作られた黄色いアンテナが付属しています。
A2ランナー
BD3号機の特徴でもある2種類のシールドパーツが付属しています。
B1ランナー
下半身のパーツが中心のランナーです。通常仕様のBD3号機を作りたい場合は、こちらのランナーに付属しているカメラアイを使用します。
B2ランナー
B1ランナーと同じく下半身パーツが中心のランナーです、B1と同じ金型をスイッチで切り替えて作られているわけですね。EXAM発動したBD3号機を作りたい場合は、こちらのランナーに付属しているカメラアイを使用します。
C1ランナー
ランナータグは「HGUC 202 1/144 陸戦型ジム」となっており、陸戦型ガンダムやブルーディスティニーなどで共通して使われている関節類となります。このランナーを使っていることにより、このシリーズは共通の可動範囲となるわけです。
Dランナー
外装パーツが中心のランナーですが、下部にBD3号機用のシールドパーツがついています。シールドは以下の通りなのですが、こうやって切り分けられていると面白いですね。
Eランナー
Eランナーの左半分がBD3号機限定の「二連ビーム・ライフル」となっています。BD1号機・2号機はランナーで切り離されていたのですが、ついにBD3号機で使えるようになったわけですね。
ビームサーベル
おなじみのSB-13ランナーが付属しています。
ポリキャップ
PC-002が付属しています。BD2号機と異なり通常のグレーのランナーです。
シール
色を補うためのホイルシールと、連邦ロゴなどが入ったマーキングシールが付属しています。
今回は部分塗装で補ったため、ホイルシートは使用していません。
組み立て・塗装・写真撮影等
組み立て
基本的にはBD1号機・2号機と共通構成ですので、組み立て方も同じです。標準的なHGのキットですので、組み立てるだけなら特に難しいことはありません。
塗装
ゲート痕をガンダムマーカーでリタッチすることで、目立たなくしています。白化した箇所を類似した色で塗り、すぐキッチンペーパーなどで拭き取ると、いい具合になじませることができます。
またガンダムマーカースミ入れペンでスミ入れを実施しました。
仕上げは水性プレミアムトップコートのつや消しを吹いています。
ガンダムマーカーの上から吹くと溶けてしまうのですが、砂吹きのように軽く吹いて乾燥、軽く吹いて乾燥を繰り返すことで、マーカーを溶かさずにコートすることができます。写真撮影
BD2号機と並べるとこんな感じ。
総評・おわりに
ブルーディスティニー3号機、基本的にはカラバリ・コンパチキットなので違いは微々たるものなのですが、色が違うことでこれほどまでに印象が異なるのか…と感じるキットでした。組み立てはここ10年くらいのよくあるパターンなので組みやすく、極端に目立つ合わせ目もないため取っつきやすいキットかなと感じました。それでいて可動も優秀で武装も豊富(ビームライフル、マシンガン、二連ビーム・ライフル)ゆえにプレイバリューは高いキットだなとも。標準的なという意味ではオススメキットですね。
パチ組でもいいんですが、今回のように少し手を加えるだけでもより良くなるので、そういったお手軽フィニッシュもいいですよね。