satoshi_komyのブログ

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HGUC 1/144 ズゴックE 制作・レビュー

HGUCズゴックEを作ったので、記事にしました。

パッケージ


機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場するジオン軍の機体、ガンプラとしての商品名は「HGUC 1/144 ズゴックE」、機体の型式番号は「MSM-07E」。HGUCシリーズ通し番号は039、2003年発売のキットで、メーカー希望小売価格は1,320円、購入価格は税込み1,080円。

ランナーレビュー

Aランナー


多色成形のランナーで、PS樹脂が使用されています。刻印は「1/144 HG ズゴックE」。
主に胴体・バックパック等のランナー。

Bランナー


PS樹脂が使用されています。刻印は「1/144 HG ズゴックE」。
主に腕部・脚部の外装パーツのランナー。

Cランナー


PS樹脂が使用されています。刻印は「1/144 HG ズゴックE」。
主に腕部・脚部の蛇腹パーツ*1のランナー。

Dランナー


関節部を中心としたランナーで、ABS樹脂が使用されています。ABS樹脂パーツは塗装したり削ったりする場合は要注意。今回使用しているガンダムマーカーで塗装すると、簡単に崩れてしまいます。またパーツが硬いため、ナイフ類で削る際も指を切りやすいので注意が必要です。
刻印は「1/144 HG ズゴックE」。

ポリキャップ、シール


PC-123のポリキャップが付属。PC-123プラスのポリキャップを使用したキットが多い中、本キットはPC-123プラスの上半分であるPC-123となっています。
付属するマーキングシールは胸部やバーニア部の色を補うもの、ジオン軍(突撃機動軍)とサイクロプス隊のロゴ。ただしジオン軍ロゴとサイクロプス隊のロゴを素組みのまま貼るとこうなります、あまりにも具合がよろしくない。

そのため今回は手持ちのガンダムデカールを使用しています。

組み立て・塗装・写真撮影

組み立て

パーツの切断はニッパー1回目カット→アルティメットニッパー2回目カットの順。それでも残ったゲート痕はデザインナイフでできるだけ平らにし、ランナーの色に近いガンダムマーカーでチョイ塗り→すぐ拭き取り。これで白化したゲート痕はごまかせます。
手足の接続について。胴体側がボールジョイントとなっており、手足側の受けパーツを取り付ける形です。個体差のせいかもしれませんが、なかなかうまくはまらず、かつ外れやすくなっているのが難点です。接着しようにもABS樹脂で使える接着剤を持っていないので、買うべきか否かといったところ。

合わせ目

胴体、肩装甲、バックパックが前後最中構造で、合わせ目が出ます。あまり気にならなかったので、特に合わせ目消しはしていません。

ズゴックE 肩の合わせ目
ズゴックE 肩の合わせ目
ズゴックE バックパックの合わせ目
ズゴックE バックパックの合わせ目
ズゴックE 胴体の合わせ目
ズゴックE 胴体の合わせ目

なお取扱説明書の作例を見ると、腕部・脚部の左右分割はモールド扱いのようです。

塗装・デカール

バーニア部をガンダムマーカーEXのロイヤルメタレッドで部分塗装、Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックでスミ入れ。ガンダムデカールを貼り付けて、プレミアムトップコート(つや消しFLAT)を吹いて完成。

写真撮影








可動範囲・ポージング


手足はこれくらいまで開きます。

腕はこれくらいの曲がり方。水陸両用機ならこのくらいで十分に思えてしまいます。

足の前後開きはこれくらい、意外と安定します。サイド・フロントスカートの影響でこれ以上は開きません。

膝立ちはこんな感じ。右腕からビーム撃つポーズもできます。

総評・おわりに

ズゴックを統合整備計画で最適化したものがズゴックEとなるわけですが、残念ながら手元に通常のズゴックガンプラがないので比較が難しく、代わりにシャア専用ズゴックを用意しました。プラモデル的には色が違うだけです。

同じ機体がベースになっている…とは思えませんが、まぁ時代の流れもあるし大人の事情というものも存在するのでこんなもんなのでしょう。

ゴッグEは手足が外れやすいという点を除けば、スタイル、可動、ポージングなど優れていていいキットだと感じました。

*1:取扱説明書にはフレキシブル・アーム、コントラクティブル・レッグと記載されている